こども家庭庁は12日、2022年度に虐待を受けて亡くなった子どもは72人だったと発表した。前年度から2人減ったが、近年は横ばいが続いている。
国は、心中や心中未遂による死亡と、心中以外の死亡を分けて分析しているが、72人のうち56人が心中以外の虐待によって死亡した。56人のうち0歳が25人と半数近くを占め最多、うち9人は生まれた日に亡くなった。
9人は出産場所不明を除くと、医療機関ではない場所で生まれ、全員が遺棄されていた。妊婦健診の未受診が6人。うち3人は10代での妊娠だった。
亡くなるまでに、児童相談所…